断熱を再考 Part5
ご覧いただきありがとうございます。アルキプラス建築事務所です!
断熱シリーズ、最終回…。
第5回目は「断熱と遮熱」について考えました。
断熱と遮熱って何が違うの?
夏は、遮熱重視! 冬は、断熱重視!
具体的な違いとなると微妙かも知れませんが、以下のように考えています。
断熱・・・ 熱の伝達を断つこと:モノとモノが接していて熱が伝わるのを防ぐ
遮熱・・・ 熱を遮ること:モノ自体に熱が加えられるのを防ぐ
前回までの話で言えば、断熱は対伝導熱、遮熱は対輻射熱(放射)ですね。
住空間で、この二つを上手に使い分けることが出来れば快適な空間が出来上がると思います。
具体的にどうしたら良いの?
断熱:断熱材の利用
皆さんもよくご存じですよね。断熱材とは、つまり熱伝導率が低くて熱容量が小さい材料です。
遮熱:ひさしやすだれのようなものの利用
直接建物に熱線が当たらないようにすればいいのです。
また、断熱はおいておいて、遮熱を考えると屋根・壁はどうしたら良いのか?という疑問が浮かぶのではないでしょうか。
その対策には、通気層が一番安くていい方法だと思います。
通気層とは…屋根や外壁を建物本体から浮かしたようにして、その間に空気を通す方法です。
熱は基本的に温度の高い方から低い方へ移動します。
夏は外部からの熱を遮り、冬は内部からの熱が外部へ伝わらないようにするということが大事ではないでしょうか。
断熱を再考
5回にわたって、断熱について再考し住みよい家について考えてきました。
まとめると…
◎実際に住む人の体感としてどう感じるか?が大切
◎熱の伝わり方には様々なパターンがあり、熱が伝わる物体の性質も熱しやすさ・冷めやすさはそれぞれ。
→この性質を理解して蓄熱や断熱、遮熱を考える!
すべてご覧いただいた方はありがとうございます。
断熱・住みよい環境にご興味のある方は、ぜひPart1からご覧ください。
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