断熱を再考 Part3
ご覧いただきありがとうございます!
今回も「断熱」シリーズです!今回は「熱容量」について考えます。
熱容量
熱容量とは… 物体の温度を1度高くするのに必要な熱量のことです。
※式で表すと…C=Q/⊿T C:熱容量 Q:熱量 ⊿T:温度変化
また、比熱という言葉は耳にしたことがあるでしょうか?
比熱とは… 1gあたりの物体の温度を1度高くするのに必要な熱量のことです。
※式で表すと… c=C/m=Q/m⊿T C:熱容量 c:比熱 m:質量
式を組み替えると C=mc
つまり、熱容量=比熱×質量 です!
色んな物質の比熱
ちなみに、水の比熱は 1.0[cal/g・K]または4.186[J/g・K]です。
※[cal]と[J]の違いは…? 単位が違うだけ! 1.0[cal]= 4.186[J]
他の物質の比熱は… (概算値。単位:[J/g・K])
水:4.2 氷:2.1 水蒸気:2.1 空気:1.0 コンクリート:0.84 木:1.25
アルミ:0.88 鉄:0.43 銅:0.37 ガラス:0.67 土:1.0
少し難しい話になりましたが…
簡単に言えば、比熱が小さいほど熱しやすく冷めやすい材料です。
また、比熱に重さをかけた熱容量が大きいほど熱しにくく冷めにくい物体だといえます。
逆に…この熱しにくく冷めにくいという原理で「蓄熱」があります。
次回はこの「蓄熱」について考えていきます!
お楽しみに!!
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