将来リフォームしやすい家とは?
こんにちは!アルキプラス建築事務所ブログ更新担当です。
今回はリフォームについてのQ&Aです!
アルキプラスブログでは、皆様から頂いたご質問に弊社デザイナーがお答えしております。
個別のご回答もしておりますので、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
髙志 俊明 TAKASHI Toshiaki
代表取締役 管理建築士
詳しい略歴はabout usをご覧ください。
Q:家の購入を考えているのですが、今後の家族人数に応じて柔軟に間取りや部屋の用途が変えることができるかどうかが気になっています。どのようなポイントを押さえておけば将来リフォームしやすいでしょうか?
将来的なリフォームに対応した家づくり、これからの家づくりには必須だと思います。
ただ、残念なことにそういったことを考えた設計があまりされていないのがまだまだ現状です。
まず、「家は買うもの」⇒「家はつくるもの・産み育てるもの」へと考え方を変えてみてはいかがでしょうか?
既存の中古住宅や建売住宅については「購入する」といった考え方でよいと思います。
ただし、大抵その場合は間取りの変更がほぼ不可能だと考えた方がよいです。
実際に既存住宅のリフォームの相談は結構いただきますが、なかなか間取りの変更ができるような建て方をしている住宅はないものです。いっそのこと、中古住宅を購入して間取りの変更を考えるならば、古民家に近いような建物の方が間取りの変更をできる可能性は高いと思います。
何が違うのか?
建売や、高度経済成長期に建てられた家は多くの場合、〇LDKといった部屋数勝負になってしまっています。
その結果、壁も柱も多く設けられており、それが構造体となっています。そのため、構造体の変更を伴う間取りの変更をしない限り間取りを変えることが難しくなっています。
では、構造体の変更をすれば…となりますが、なかなかたやすいことではありません。
将来的な間取りの変更を考えて家をつくるのであれば、しっかりとした構造計画が重要になります。
極端な例ですが、建物の外壁廻り以外の柱や壁をすべて撤去可能な設計がされていればどうでしょうか?
外形を変えることはできませんが、中の間取りは自由に変更することが可能です。もちろん、水廻りの位置の変更も可能です。
以下が一例です。
↑現況平面図
↑リフォーム可能範囲【黒塗部の壁・柱以外は撤去可能】
また、戸建て住宅のリフォームにおいては使い方の更新だけではなく、デザイン的な部分についての更新も可能です。
以下が一例です。
befor | after | |
このように全く新しいデザインで生まれ変わっっています。
詳しくはworksページもぜひご覧ください!
同様のお悩みをお待ちの方がいらっしゃいましたら、じっくりご相談させて頂きますので
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