限られたスペースでの収納づくり

こんにちは!アルキプラス建築事務所ブログ更新担当 😀  です。

今回は収納スペースづくりについてのQ&Aです!

 

アルキプラスブログでは、皆様から頂いたご質問に弊社デザイナーがお答えしております。

個別のご回答もしておりますので、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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アルキプラス建築事務所のデザイナー

髙志 俊明   TAKASHI Toshiaki

代表取締役 管理建築士

 

詳しい略歴はabout us
をご覧ください。

 

 

Q:家を建てた後、住んでいくにつれて色々と物が増えていくと思いますが、限られたスペースの中、どのようなレイアウトで収納を作るのが適切なのでしょうか?

「収納」多ければ多いほど良いって考えていませんか?

今、お住まいの家で「収納」の中にどれだけ本当に必要なものがあるでしょうか?

整理整頓が上手な人もそうでない人も、結構な量の“本当はいらないもの“にスペースを使っているのではないかと思います。

人間って意外と隙間があると、その隙間を埋めようとしてしまうようです。結果、「収納」が多いとその分いらないものもため込んでしまうようなこともあり得ます。

 

とはいっても、いろんなものをしっかりと収納するためにはそれなりのスペースが必要になります。

そのためには、必ず納めておきたいもの(衣類、タオル、布団、替えの洗剤、調理器具、季節のもの、思い出の品・・・)がどれだけあるか考えて、それぞれの用途に合わせた場所に収納を設けることが必要です。

それぞれの場所に設けることで、使いやすく、また、それほど多くのスペースが必要になりません。

 

それぞれの場所を考えるときには、家族の生活の順序を考えてください。

例えば、

・朝起きて家を出るまで

・家に帰ってから寝るまで

・服を脱いでから洗濯・干した後次に着るまで…

それぞれの順番に合わせた場所を考えることが大切になります。

 

他にも、少なくとも一箇所はまとまったスペースを作っておくことをお勧めします。

何十年もその家で生活していくと、やはり、決まったスペースだけだと対応できないものも出てきます。

そのためにも、何を置いておくか決めないスペースも設けておきましょう。

 

では、どうやってそのスペースを確保するのか…

よく言われることですが、隙間スペースの有効利用!

これはちょっとした各所の収納にはとても良い方法だと思います。

 

ただ、手の届きにくいところ(キッチンの吊り戸や、押入れの天袋など)は注意が必要です。

一度納めると、何を入れたか自体も忘れてしまうくらい入れっぱなしになることも多いのでは…。

ロフトなんかも注意が必要です。ロフトをつくるなら、そこへ上がるためのことをしっかりと考えてもらいたいと思います。

梯子って意外と上がりにくく、大きなものや重たいものをもって上がるのは一苦労です。

ロフトのような収納を考えるなら最上階の上ではなく、1階と2階の間や、中2階の下なんかが使いやすくていいと思います。

わかりにくいですが、踊り場の右に1階と2階の間の収納スペースに入る出入口があります。


左手前に中2階への階段、その奥、写真中央に中2階の下に設けた収納への出入口があります。

 

 

😯  <1 階と2階の間とはなかなか思いつきませんでした! 収納づくりも多すぎず少なすぎず、バランスが大事なんですね。

 

【おまけ】

収納つながりで少し…

収納といえば、いろいろなものを納めますよね。


この2枚の写真のように、引戸を開け閉めして空間を繋げたり区切ったりする場合、

建具自体を収納してすっきりさせることも一つのアイデアです。

(赤囲みの中の細長い小さな扉の中に建具を収納しています。)

 

 

 

 

😀 収納スペースのお悩みは特に多くの方が持たれていたのではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。次回もお楽しみに!

 

同様のお悩みをお待ちの方がいらっしゃいましたら、じっくりご相談させて頂きますので

お気軽にお問い合わせください。

 

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