広島で注文住宅やリフォーム・リノベーション等の設計を行っているアルキプラス建築事務所です。

今回は、「機能性に優れた素材を取り入れたいけどデザインの理想と合わないかも…」といったお悩みにお答えします。

Q：調湿性など機能面から、漆喰の壁が良いかなと思っています。ただ、お城の壁などの和のイメージが強く…あまり和風の家のイメージにはしたくないのですが、今風のデザインの家にもうまくなじむ方法はありますか？

漆喰について

漆喰といえば日本の昔の材料のようなイメージを持ちがちですが、世界各地で昔から使われている材料です。

漆喰といっても様々で、ヨーロッパの住宅、特に地中海やエーゲ海の島々の住宅にも古くから多く使われています。

ただ、ヨーロッパなどでは石造、日本では木造が主であり、その仕上げ材として使用する際に、下地の違いにもよりテクスチャーの差が出ています。

ということは、テクスチャーや色の使い方次第で様々なイメージに仕上げることも可能です。

私の好きな自然素材のメーカーさん：http://planetjapan.co.jp/wall/index.html

和風・洋風って？

では、和風や洋風といったイメージって一体どこから来てるのでしょうか？

具体的な定義もありませんが、その人それぞれの感覚によるところもあると思います。

そうなると、〇〇風といったことは考えずに、自分の好きなカタチや色を設計者に伝えてみてください。

それにプラスしてご質問のような機能面についてのご要望があれば、イメージに近いものができてくると思います。

設計者に要望を伝える時に大切にしてほしい事

１．好きなイメージだけではなく、嫌い（苦手）なイメージについても伝える。

両方を伝えることで好みがしっかりと伝わりやすくなります。

２．好きなイメージ、嫌い（苦手）なイメージについて、写真等で伝える場合には、具体的に「全体の雰囲気が・・・」「この組み合わせが・・・」「この色合いが・・・」と伝える。

イメージを相手に伝えるのって、なかなか難しい事です。

ただ、しっかりと伝えようとする気持ちとしっかりと聞き取ろうとする気持ちをもって打ち合わせを繰り返すことで必ず良いものが出来上がります。

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