日当たりの悪い土地

こんにちは!アルキプラス建築事務所ブログ更新担当です 😛

今回は、所有されている土地の条件についてのご質問にお答えします。

アルキプラスブログでは、皆様から頂いたご質問に弊社デザイナーがお答えしております。
個別のご回答もしておりますので、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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アルキプラス建築事務所のデザイナー
髙志 俊明 TAKASHI Toshiaki
代表取締役 管理建築士

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Q:持っている土地があるのですが、住宅に挟まれており日当たりが心配です。

  工夫次第で日当たりを改善する事は可能でしょうか?

 

日当たりの悪い土地?

日当たりが悪く、家を建てても暗くなってしまうのでは??なんていうことはよくあることだと思います。

実際に太陽の陽が全く当たらないような土地では無理ですが、大体の場合は設計によりどうにかなります

 

幸いなことに太陽は毎年、同じ時期・同じ時間に同じ位置にいてくれます。

周辺環境をしっかりと読み、太陽の角度や同時に空気の動きを考えれば、室内にしっかりと光を取り込むことが可能になります。

 

その場合、光の道を作ってやることが必要になってきます。

光の道としては、中庭・吹抜け・階段が有効です。

縦につながる空間をうまく使うこと、平面的だけではなく、立的な構成を作り上げることがいいのではないでしょうか?

以下が例です。※クリックで詳しいworksページに飛べます。

「H HOUSE in hiroshima」

 

 

「Y-house」

 

ただ、注意しなければならないこともあります。

住宅を建てる時だけではなく、その後の周辺環境がどのような状態になる可能性があるかもしっかりと考えておかないと…

光を取り込むために隣地に向けて大きな窓を開けた場合、その窓に面した位置・高さに建物が建って光を遮るようになってしまうと、非常に残念なことになってしまいます。

また、違う観点から…

土地を見たときに直射日光がきちんと当たるのかどうかを考えてしまっている方が比較的に多いように思います。

日当たりといっても、直射日光が室内に入ることを喜ばしく思うことって実はあまりありません。

要は、室内に十分な光が入って明るければそれで問題ないはずです。

 

明るさとは

「明るさ」ってなんでしょう。

照明計画を考えるときも同じですが、光が当たるモノの色や質感によって明るさの感じ方は全く変わってきます。

光が当たる面を工夫したり、直射日光が室内に入らなくても、反射した光を室内に取り込んだりすることで明るさを感じさせることができます。

 

光は光が当たるモノを工夫したり、反射を利用すること、また、それらの配置によって通常思われているよりも明るい空間を造ることが可能です。

中庭をマットな質感の白い壁で仕上げて、反射光を室内に取り込むことも一つの方法です。

 

以下が例です。※クリックで詳しいworksページに飛べます。

「呉の家Ⅱ」

 

「竜王の家」

 

 

 

 

 

日当たりの良い家づくりは考え方・工夫次第なんですね!

 

worksページでは、敷地の条件に対して様々な工夫を凝らした施工事例もご覧いただけます。

同様のお悩みをお待ちの方がいらっしゃいましたら、じっくりご相談させて頂きますので

お気軽にお問い合わせください。

 

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