新築でホームシアターを作りたい!注意点は?
広島で注文住宅やリフォームの設計を行っているアルキプラス建築事務所です。
今回は、憧れの ホームシアター を新築時に作る際のポイントをお伝えします。
Q:映画鑑賞が好きなので、音響やスクリーンにこだわった部屋作りをしたいと思っています。家を建てる時に工夫できる点はありますか?
A:少し前に(といっても20年弱前になりますが…)ホームシアターが流行りました。
何軒かお手伝いさせていただき、2015年に完成した賃貸マンションでは、プロジェクター・スクリーンやスピーカーなど一通りの必要な機材を揃えた部屋も作りました。
《アルキプラス×ホームシアター例》
既存事務所を住宅にリノベーション、それに伴いホームシアターを導入
「Alivio」
賃貸マンションにホームシアター完備の部屋を計画
《映画鑑賞に最適な環境づくり》
今となっては、一昔前では想像もつかなかったほど大型テレビの価格も下がり、スクリーンを用意しなくてもよいような場合も増えてきています。
手軽な方法も含め、家で映画鑑賞に最適な環境を作るために注意する点・ポイントをご紹介します。
1.音響
音の良し悪しはスピーカーに頼る部分も大きいですが、建築的な対応としては防音が一番に浮かぶのではないでしょうか?
もちろん防音をしっかりしていないと、周りにも迷惑をかけてしまいます。
ただ、音をより良くするためには適度な吸音も必要です。吸音することでよりクリアな音にすることも可能になります。
吸音の方法としては、新築であれば壁や天井を吸音性のあるものにするという事が考えられます。
防音や吸音については、以前のブログで詳しく記載しています。➡防音ってどうしたら良い?
2.明るさ
いくら良いテレビやプロジェクターを使ったとしても、天井の照明が明るすぎては見えにくくなったり、気持ち的にも映画に入り込みにくくなったりするものです。
昼間でも対応するために厚手のカーテンを設置した方がより良いでしょう。
照明について
・少なくとも調光ができるようにする
・照明の配置を考えて座る位置とスクリーン(テレビ)の間に照明を設けないようにする
こういった工夫が必要です。間接照明も検討するべきだと思います。
3.手軽なホームシアター作り
最近は、手軽にホームシアターを楽しめる機器が色々と出ています。
既にマイホームを建てたけどやっぱりホームシアターが欲しい…という方も、
手軽な機器と少しのリフォームで快適な環境づくりが出来るかもしれません。
☆照明一体型プロジェクター
特に手を加えることなく、既存の天井の照明用コンセントに取り付けることで利用できます。
☆スピーカー付き照明
照明器具にスピーカーがついているもので、上記プロジェクター同様に天井の照明用コンセントに取り付けられるものもあります。
おすすめはダウンライト型です。
☆プロジェクター投影用クロス
スクリーンを設置する必要もなく、壁に直接投影することができるようになります。
どの程度の仕様にするかによって、価格も随分と変わってきますが、一昔前に比べると格段に安価で手軽に始められるのではないでしょうか。
理想の趣味部屋の実現、ご相談ください。
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