箱っぽい見た目の家にしたい!山型屋根と比べたデメリットは?
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アルキプラス建築事務所です。
今回は、オシャレで今風な箱っぽいお家が良いけど、屋根って山型の方がいいの?という疑問にお答えします。
Q:箱っぽい外観の家にしたいのですが、平らな屋根は山型の屋根に比べてデメリットはありますか?
箱っぽい外観にしたい理由にもよりますね。
平らな屋根といっても、多くの場合は(特に木造住宅においては)四角い箱っぽい外観でありながら屋根は勾配がついていることが多いです。
単純なビルやマンションの様な平らな屋根にすることは、木造の住宅においてはあまりお勧めしません。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合はビルやマンションと同じように考えて平らな屋根にしても全く問題ありませんが、
木造の場合は屋根の下地も木でつくられることになりますので、水が溜まりにくいことをしっかり考えておくべきです。
その上で「箱っぽい外観」にすることはそれほど難しくありません。以下のような方法で簡単に解決できます。
①パラペットを設ける。
パラペットとは屋根の端部に設ける手摺のような壁です。これを設けることで屋根の斜めのラインを見せなくしてしまいます。
②寄棟(よせむね)屋根や方形(ほうぎょう)屋根のように軒先の高さがそろう屋根形状にする。
こうすることで、実際には斜めの勾配(角度)の付いた屋根の先端がまっすぐになり、
外観を見る位置に応じて屋根の勾配を調整すれば、人の目から見た外観としては、箱っぽい外観にすることができます。
この場合、軒樋を屋根の先端(外)に設置するのではなく、内側に設ける内樋にすればもっと箱に見えてきます。
※軒樋…屋根の軒先に設置された雨樋のこと
③最も簡単な方法!片流れの屋根にする。
敷地の形状や周辺の環境によっては、(実際にはこれで十分に対応可能な敷地が多いのではないでしょうか。)
特に1面道路で道路面以外からの見た目はそんなに気にしない方にはお勧めです。
見える側から、その反対側へ向けて片流れの屋根にしてしまうと、見える側からはしっかりと箱型に見せることができます。
理想の外観づくり、ぜひご相談ください。
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