ずっと子供の顔が見られる家づくり
あけましておめでとうございます!
アルキプラス建築事務所ブログ更新担当です。
本年もよろしくお願いいたします。
新年初ブログの今回は、お子様が思春期に入っても顔が見られるような家づくりについてご質問を頂きました!
これまでの事例も交えつつ、お答えします。
アルキプラスブログでは、皆様から頂いたご質問に弊社デザイナーがお答えしております。
個別のご回答もしておりますので、ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
アルキプラス建築事務所のデザイナー
髙志 俊明 TAKASHI Toshiaki
代表取締役 管理建築士
詳しい略歴はabout us
をご覧ください。
Q:子供が思春期になっても顔が見える動線を確保するためにはどのようなレイアウトが良いのでしょうか?
思春期のお子さんを持つご家族によくある話ですね。
まず、お子さんにどのように成長して欲しいのか、親子の接し方をどうしたいのかを考えてください。
一般論で言えば、よくある話ですが、家の中のどこに行くのにもリビングを通る動線にしたいと考える方が多いように思います。
具体的には玄関→リビング、リビング→その他の部屋、とすることで必ずリビングを通る動線を作ることが可能です。
単純に作るなら上階への階段をリビングの中に設けることで動線を整理することができ、階段下のスペースを有効に使うこともできます。
「吹き抜け構造ってどうなの?」でもふれましたが、吹き抜けの家もきちんと作れば、暑くも寒くもない家にできます!!
ただし、LDKが一体の場合、キッチンでのにおいが上階に上がってしまうことを気にされる方もいらっしゃいます。
その場合、シンプルな方法としては…
階段をガラスで囲うことで、家族の動きを伝えながら、上階へのにおいを止めることができます。
もっとしっかりと…また、階段自体を見せたくない…などの場合には…
階段前に建具を設けることで、動線を確保しつつ階段を隠すことができます。
上の写真では、中央左にある茶色い木目のドアの向こうに玄関、右手奥にある白い引戸の向こうに階段があります。
下の写真のように、右側に中庭があり、中庭の向こう側に水回りをまとめて配置しています。
常に家族の雰囲気を感じていられるような作り方としては、中央に中庭を設けて、その中庭に各部屋を面するように配置すると、各部屋の窓から中庭を通して見渡すことが可能になります。
中庭の代わりに、吹抜けを中央に設けてその周りに部屋を配置するという形でも、もっと距離の近い感じにできます。
更に、各空間を可動間仕切りで区切るようにしたら、一体的な空間で使うことも仕切って各部屋として使うことも可能になります。
子供とどのように接していきたいのか、どんな生活をしたいのか・・・子供と一緒に同じ家で過ごす時間って、意外と短いかもしれません。
子供が小さい時、思春期、そして家を出た後、どういう家族でありたいかをよく考えるいい機会にしてもらえればと思います。
沢山の事例から見ても、家族それぞれの方法があるのがよくわかりますね!
同様のお悩みをお待ちの方がいらっしゃいましたら、じっくりご相談させて頂きますので
お気軽にお問い合わせください。
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