中野の家Ⅱ

住宅を外の空間から造って行く・・・


庭から考える住宅

建設場所 広島県広島市安芸区
総工事費 4,4595万円
構造規模 木造2階建
家族構成 3人
敷地面積 603.19㎡
建築面積 154.06㎡
延床面積 193.77㎡
完成年月 2015年12月


設計にあたって

スタートは「庭」、建築自体が主張せず庭と一体となって初めて成り立つようなそんな住宅を目指して計画をはじめた。庭に対してどのように開いていくか、敷地の外に対してどのように閉じていくか・・・内外からの視線を検討し、素敵な庭に負けないような住宅に。

深い庇とその下の縁側をはさんでリビングと庭の中の空間を一体化させ、部屋の中に居ながらも木立に囲まれるような錯覚を与える。

庭の計画と建物の計画を同時進行で考え、随分と長い設計期間をいただきました。

室内の様々な個所から庭を楽しむための窓をサイズや高さを検討したうえで設置。庭は四季それぞれの表情を見せてくれることはもちろん、日中と夜でも全く違った雰囲気を出してくれる。

南側に大きな庭を設け、外部から建物がほとんど見えないくらい緑豊かな森のような空間ができた。

建物の計画においては、庭に対して建物が目立ちすぎることの無いよう、シンプルな構成を心掛けた。

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施工:株式会社協和
撮影:野村 和慎

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