プラン決定〜構造計算

 ■昨日、クライアントと打合せをし、プランが決定しました。  これから構造の検討に入ります。この建築は木造2階建ての住宅なので一般的には構造計算は行われていませんが、アルキプラスでは構造事務所と協力して構造計算を行います。    構造計算が行なれていないといっても、建築基準法に規程された基準に沿った形でそれに適合するように建てなければなりません。ただ、その基準は大まかなものでA3用紙で数枚にしかなりません。(ちなみに構造計算を適切に行うと100枚程度にもなります。)基本的には安全側に偏った設計になったり、建築物の形や空間によっては必ずしも適合するとは限らないと思います。  安全側になること自体は、一見悪いことでは無い様に思えますが、単純に強ければ構造的に優れているわけではありません。あくまでも構造はバランスと力の伝わり方によるものでなければならないと思います。  バランスの取れた、無駄や不安のないものをつくるためにはやはり合理的な構造計算を行ない、合理的に設計する必要があると思います。無駄な部材をなくすことでコストダウンにもつながりますし、地球環境にもやさしい建築が作れるとも思います。  構造の検討後、詳細設計に入ります。  ちなみに構造は長畑秀男建築構造事務所に協力していただきます。