リフォームと建て替え どっちにすべき?

こんにちは!アルキプラス建築事務所です。

お久しぶりの今回は、リフォームor建て替えをどのように考えたら良いのか?についてお伝えします。

 

Q:現在住んでいる持ち家について、親の高齢化等から少し住みにくくなってきたので、リフォームか建て替えを検討しています。それぞれの違い、検討の判断ポイントを教えてください。

 

A:リフォームか建て替えか…この判断、思っている以上に大切です。

 

〇リフォームについて

以下の内容を検討してください。

 

・高齢化等から住みにくくなってきたので…とのことですが、住みにくさを解消すれば良いですか?

一般的には、どうせリフォームするなら…と欲張りすぎて何のためのリフォームだかわからなくなってしまうことが多くあります。

 

リフォーム後、何年、その家を使い続けますか?(次にまたリフォームや建て替えを行うまでの期間)

建て替えに比べるとリフォームの方が安価に済むことが多いと思っていませんか?

単純にその時に支払う金額で考えずに、何年使っていくら…単純に1年いくら?といったことも考えてみてください。

 

その家、あなたが思っているようなリフォームが可能ですか?

これが実際には一番の決め手になることが多いです。

多くの方が思っているほど、壁や柱をなくして部屋を広くしたり間取りを変更したりといった本格的なリフォームが可能な家は、存在していません。

まずはきちんと知識を持った専門家に相談してみましょう!

 

〇建て替えについて

以下の内容を検討してください。

 

その家、建て替えることが可能ですか?

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何のこと?と思うかもしれませんが、その家が建った時から、法令が変わっていて規制が増えているかもしれません。

何十年と経つ間に、道路の工事や宅地造成工事によって周りの土地のレベルが変わっているかもしれません。

実際に周りの土に対して、建て替えを検討した家が土留めの役割を果たしていることもありました。

まず、建て替えることが可能かどうか、専門家の調査を依頼してみましょう。

 

今の家、残しておく価値がありませんか?

当たり前ですが、一度解体してしまうと、2度と元には戻りません。

価値のある建築が解体されていくことに胸を痛めている人も少なくありません。

少しでも価値がありそうであれば、残す(リフォーム)も検討すべきです。

 

資金計画的に無理はありませんか?

一般的には建て替えの方が工事費用は高くなります

リフォームについてでも述べましたが、単年度あたりで考えた場合はリフォームの方が高くなる可能性は十分にあります。

しかし、資金計画として考えた場合、借入金額、支払期間にもよっては、思ったような建て替えが難しいこともあり得るかと思います。

 

〇家に関することに限ったことではありませんが、以下のことをしっかりと考えてみてください。

 

何のために、リフォーム(建て替え)をしたいのか?

・リフォーム(建て替え)後、何年使う予定か?

どんな家にしたいのか?またそれは可能か?

 

まずはこの3点をはっきりさせておけば、どちらの場合にもいい家になると思います。

 


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