エコハウスって高い?
こんにちは!広島で家づくりを行っているアルキプラス建築事務所です。
今回は、話題のエコハウスについて徹底解説します。
Q:環境への配慮に関心はありますが、エコハウスって高いイメージがあります。お手軽に出来るエコな家づくりの工夫があれば教えてください。
まず、エコハウスとは何でしょう?
環境省のサイトでは・・・
「地域の気候風土や敷地の条件、住まい方に応じて自然エネルギーが最大限に活かされることと、さらに身近に手に入る地域の材料を使うなど、環境に負担をかけない方法で建てられることがエコハウスの基本となります。」
とあり、以下の4項目について記載があります。
1)環境基本性能の確保
2)自然・再生可能エネルギー活用
3)エコライフスタイルと住まい方
4)地域らしさ
さて、どんな家でしょう?
ものすごく、雑にいうと
「その土地で昔からあったような住宅」の「断熱と気密」の性能を上げて、「自然・再生可能エネルギーの活用」ができればOK
ここで、一度、考えてみてください。
あなたの思っている、「エコハウス」像と合致していますか?
おそらく、多くの方がイメージしている「エコハウス」は
「エコロジー」よりも「エコノミー」の方が強いのではないでしょうか?
単純に求めているエコハウスとは、《ランニングコストが安価で済むような家》ではないでしょうか?
そうであれば、「高い」です。
正比例ではありませんが、設備機器や材料の選定において、「イニシャルコストが高いものほどランニングコストは低い」のが一般的です。
また、欲張りな感じで《環境に対しても、人に対しても優しい家》をお考えなら、「高くない」です。
なぜなら、《環境に対しても、人に対しても優しい家》の場合、設備機器に頼りすぎない生活環境の整え方が大切になるからです。
わかりやすいところだと、エアコンに頼りすぎない家だと思えばわかりやすいでしょうか?
最初に雑に述べましたエコハウス(・・・「その土地で昔からあったような住宅」の「断熱と気密」の性能を上げ、「自然・再生可能エネルギーの活用」をする)から、「自然・再生可能エネルギーの活用」の要素を少なくすればするほどイニシャルコストも安くなります。
単純にいうと、
・基本性能(断熱・遮熱性等)をアップ。
・自然風をうまく取り込む。
・日射については、季節に合わせて、夏は遮蔽し、冬は取り込む。
これだけで、イニシャルコストは高くならずランニングコストも抑えることができ、
無駄な設備を可動せずに済むことで自然環境にも優しい家になるはずです。
なぜ、こういった家があまりないの?
それは、きちんとした設計をできる人(している人)に依頼できている人が少ないからですね。
今回、エコロジーとエコノミーを検索して新たな発見がありました。
(分かりやすい参考サイト➡https://hkgc.jp/topics/talking/1723/)
エコロジーとエコノミー、実はどちらも家が語源みたいです。
エコロジーとエコノミーは繋がっているんですね!
worksページでは、自然環境に合わせて考えた家づくり事例も多数掲載しています。
ポイント解説と合わせて写真をまとめておりますのでぜひご覧ください!➡works
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