えと

311a81aa.gif ■少し気が早いかもしれませんが、もう1年の1/20が過ぎようとしています。
といいながらも、まだ、正月太りから脱出できていません。
 まだ、1月ということで「干支」の話・・・ 
 672年壬申の乱 1868年戊辰戦争 1911年辛亥革命


 もともと十二支
[子(シ)丑(チュウ)寅(イン)卯(ボウ)辰(シン)巳(シ)午(ゴ)未(ビ)申(シン)酉(ユウ)戌(ジュツ)亥(ガイ)]
は、十二年で天を一周する木星の軌道上の位置(天の位置)を示すための任意の数詞でした。 つまり十二支は「年」を数える数詞だったのです。やがては右図のように「月」や「時」を数える数詞などにも用いられていきます。
 また殷時代には、「日(太陽の巡り)」を数えるための数詞には十干(じっかん)
[甲(コウ)乙(オツ)丙(ヘイ)丁(テイ)戊(ボ)己(キ)庚(コウ)辛(シン)壬(ジン)癸(キ)]
がありました。1ヶ月を上旬、中旬、下旬と十日ずつに分けた、その十日を単位にしたものが十干です。
 
 この十干と十二支を組み合わせた「十干十二支」を、一般に干支(えと)と呼んでいます。この「十干十二支」は10と12の最小公倍数である60年でひとまわりします。それが還暦です。
 日本での読み方は、
[子(ネ)丑(ウシ)寅(トラ)卯(ウ)辰(タツ)巳(ミ)午(ウマ)未(ヒツジ)申(サル)酉(トリ)戌(イヌ)亥(イ)]
[甲(キノエ)乙(キノト)丙(ヒノエ)丁(ヒノト)戊(ツチノエ)己(ツチノト)庚(カノエ)辛(カノト)壬(ミズノエ)癸(ミズノト)]
 
 ちなみに甲子園球場は1924年「甲子(きのえね)」に完成したことから名づけられたそうです。
 また、方位にも使われる干支ですが・・・
家相でいう鬼門(北東)、鬼が牛の角に虎のパンツと言うのもこれに由来するとかしないとか・・・