Y-house
都会の3階建て住宅。 立体的な空間構成にて広がりをもたせた・・・
建設場所 広島県広島市中区
構造規模 鉄骨造3階建
家族構成 夫婦+子2人
敷地面積 120.28㎡
建築面積 68.18㎡
延床面積 185.73㎡
完成年月 2012年02月
設計にあたって
広島市内の電車通りから1本入った住宅地にある、長い形状が特徴の敷地である。クライアントは、ご夫婦と小さいお子様2人の4人家族。クアイアントからの主なご要望は「立体的な空間」づくり。
建物は鉄骨造の3階建て。建物の前後(南北)で用途ごとにフロアを分け、中心にある階段室でつながる構成となっている。その階段室と隣接する中庭は、階段室と一体となり家の中心に、明るい光の道となりそれぞれの部屋へ光を運ぶ。
周囲からの視線を遮るために、道路側のバルコニー面に可動ルーバーを設置している。可動ルーバーは、光や風を室内に入れながら視線をやわらかく遮り、動かすたびに表情を変える建物の顔となっている。
子供の成長とともに変化していくライフスタイルに合わせ、スペースの使い方も変化していくだろう。そのような「変化」を楽しめる家というのは、大切なテーマのひとつと考えている。「立体的な空間づくり」により可能性が広がったのではと思う。
施工:創建工業㈱
撮影:野村 和慎