福田の家
白い箱・黒い箱、シンプル+α
居ながらにして自然の空気感を味わえる
建設場所 広島県広島市
総工事費 2500万円
構造規模 木造2階建
家族構成 夫婦+子供3人
敷地面積 376.17㎡
建築面積 83.23㎡
延床面積 123.53㎡
完成年月 2005年12月
設計にあたって
広島東I.C.より車で5分ほど北へ向かったところにある当敷地は、山の緑に囲まれたのどかな自然の中にある。
クライアントの家族構成は20代後半の夫婦2人と子供3人の5人家族である。「広いウッドデッキの上でカフェのように友達とお茶をしたい。」「吹抜のある家。」という要望を主題にし、計画を進めていった。
1階は畳コーナーを含め広い空間を確保している。窓から見える景色、外部へあふれ出るような感覚を意識して計画している。それに伴い、開放感のある吹抜とし、リビングから窓を見ると空のみが見えるピクチャーウィンドウを設けている。また階段を上がると正面にその窓から山稜が見え、日常に自然を感じることができる。またリビングからは全開放サッシにてウッドデッキへと出て、そこでお茶を楽しめるようにしており、将来的にはヘデラ(つる状植物)がデッキの上の架材に緑の屋根をかけるように計画している。
外観はほぼ立方体の白い箱にバルコニー部の黒い染色木の箱を組み合わせたすっきりとしたシンプルなデザインとしている。
いつも居ながらにして自然の空気感を体感でき、そして家族の明るい笑い声がこぼれてくる、そのような空間を計画した。