上棟
■2月21日(日)に無事、上棟を迎えることが出来ました。
T型平屋の住宅です。
平屋のフォルムってやっぱり良いですね。
で、この2枚の写真の違い、わかりますか?
どちらも基礎の上(土台の下)に敷く基礎パッキンという材料なんですが、向こうが透けて見えないのが「気密パッキン」で透けて見えるのが「通気パッキン」です。
違いは、名前の通りで、空気を通すか通さないかです。
木造の住宅にお住まいの方で冬に1階の足元が寒い経験をされたことがある方は結構いらっしゃると思います。
何故、寒いのでしょうか?
答えは簡単なことで、床下の木材のために床下に冬の寒い空気を入れて乾燥させているからです。
床下には断熱材を入れているから・・といった工法もありますが、わざわざ冷たい空気を入れて断熱??しなくても・・・最初から冷たい空気を入れないほうがいいのでは?
ということで、建物の外周まわりは「気密パッキン」を入れて、外気を床下に入れないようにしています。
では、床下の換気は??これは、床下の外周まわり以外の部分に「通気パッキン」を入れて床下の空気が全体的に動くようにしていることと、その上で、1階の床面から部屋の中のエアコンの効いた空気を床下に取り込み、それを換気扇で床下から排気する方法をとっています。
この方法をとることで、床下も部屋の中と同じ温度になり、床面の結露も防げます。
また、床自体も暖められるので、簡易な床暖房のようなカタチになります。